皆さんこんにちは。見て頂き嬉しいです。猫好きランナーと申します。
お盆も終わりに近づき、猛暑の夏ももうすぐで終わりですね。
丁度夏野菜の栽培が終了し、元の貸し農地の片付けももうすぐで終了します。
また、別の畑を借りる事が出来、その場所に9月から移動する予定です。
何とか一端落ち着いたので、今回は自然栽培法の一つである菌ちゃん農法を行っていて気付いた事を振り返って記載しておこう思いまして。
今年の自然栽培法による夏野菜の栽培についてはこちら。
ジャガイモの栽培を自然栽培法で行った時の記事はこちら。
「ジャガイモが教えてくれた環境の大切さ~ジャガイモのちょっとしたヒ・ミ・ツ~」
スイカ・トウモロコシ・枝豆の栽培を自然栽培法で行った時の記事はこちら。
「さぁ、実験を始めようか!~枝豆、トウモロコシ、スイカ トリプルスーパーベストマッチ!ヤベイ!モノスゲェイ! Be the one お互いの弱点を補って~」
私の自己紹介についてはこちら。
「「今の私と過去の私がガッチャンコ」~未来の私をガッチャ!!~」
所で菌ちゃん農法ってどんな栽培法?
全く知らない人には初耳かもしれないので、先ずは菌ちゃん農法についてちょっとだけ復習がてら説明しておきます。
菌ちゃん農法とは、キノコの生えた木を鍬ですき込み、菌糸を土の中に生やし(?)野菜の根と結合する事で、本来は有機化合物(C(炭素)、N(窒素)、P(リン)等)を空気中に存在する有機化合物を吸収して栄養分にし、その栄養を共生している野菜に供給する事によって野菜を新鮮且つ大きくする農法の事です。
私の場合はキノコの生えた木は無かったので、偶々そこら辺に落ちていた適当な木を鍬ですき込んでいました。
また、この農法のメリットは野菜の天敵である病害虫を寄せ付けにくくするらしく、食害が比較的無くなるみたいです。
文字だけ読んでも、難しいと思うので、絵で表すと下図のようになります。

「菌ちゃん農法の図」
「図解でよくわかる菌ちゃん農法 微生物の力だけで奇跡の野菜づくり」から
「我クソゲーを愛し、クソゲーに挑み、クソゲーに敗れる〜無農薬・無肥料栽培の難しさ〜」にも記載。
菌ちゃん農法を実際にやってみた感想は?
実際に菌ちゃん農法をやってみた私の感想は、結論とても素晴らしい栽培法だったなと感じました。
しかしながらどんな手法であっても良い点、悪い点はあります。
同じようにここまで良い栽培法であってもリスクやデメリットはあります。
では、どこが良い栽培法で、どんなリスクやデメリットがあったのか?
これは、私から見た良い栽培法だった点ですが、
①場所によりますが、元から材料がそろっており、不要だと考えられていたものをいくらでも使えた。
②水、肥料も農薬いらずで、基本さえきちんとしていれば、野菜栽培は楽。何なら珍しい野菜も栽培できる可能性もあり、虫食いや型崩れの無い綺麗な野菜が出来上がる可能性大。
③自然の恐ろしさも喜びも味わえる。
①においては、やはり「一見して農地としてはどうなの?」、をどのように活かすかを考えたからこそ菌ちゃん栽培法に偶々なっていったので、②にも繋がりますが、肥料や水やりをしないので、栽培中の手間やコストはほとんどかかりません。
②においては、これは運によることですが、やはり今年スイカの栽培ができてしまった事が、私にとっては驚くと同時にまだまだ可能性がある良い栽培法だと思う理由です。
③においては、自然をそのまま相手にするので「ダメなものはダメ。良いものは良い。」と正直に態度で表現してくれるので、私にとっては嬉しくもあり、恐ろしくもあるかなと。
対して菌ちゃん農法のリスクやデメリットはどのようなものだったかというと、
①やり始めても直ぐに野菜ができない。失敗が当たり前で、野菜がきちんと出来上がるまでに最低半年~1年はかかる。
②最初だけしんどい。
③毎回微生物の餌を与えないといけず、場所によっては無理な栽培法でもある。
④ 不快益虫・害虫が出やすい。
⑤周りから変な目で見られ、嫌われたり、雑草を生やすためにやっていると思われる。
⑥不揃いで虫食いの野菜や腐った野菜ができやすい。
⑦自然の物であるため、必ずしも有効な成分だけではなく、有毒な成分も含まれているものもあり、情報が不透明な事が多い。
①については、実際に菌ちゃん農法を小豆栽培を通して行った事からもわかる通り、最初の内は全く上手くいきませんでした。

「左が2023年に上手くいった小豆。右が2024年に高畝で栽培した小豆。葉っぱの量もできた小豆の量も全く違った。」
②については、高畝にする際に労力がかかったかなと。

「この一つの土地を作るだけでも3時間×約4日間=12時間程かかってます。土を掘ったりする時に力を入れなければいけなかったので、結構大変でした。(当たり前。)」
③においては、高畝にするために雑草や朽ちた木を多く入れる必要があり、雑草が生い茂っていない場所や朽ちた木がそこまでない場合は公園から集めてくる必要があります。
④自然を活かして育てる栽培方法なので、当たり前にダンゴムシやワラジムシ、土蜘蛛、ハサミムシ等不快益虫・害虫がウジャウジャ出てきます。
そういう意味で、虫が無理な人には無理な栽培法かなと。
⑤畑では基本高畝にはせず、平畝が多いので、周りから見ると、「何だあれ?」と思われます。
また、刈り取った雑草をそのまま漉き込むので、雑草の種が入ってしまう確率が高くなります。
なので、雑草で野菜が出来ずらくなるのでは?と思われる事が多かったです。
まぁ、雑草は勝手に生えてくるので、雑草を土に漉き込もうが、漉き込ませなかろうが関係ないかもしれませんが。
⑥自然栽培法の一番の汚点です。
実は日本では決して自然栽培法が流行らない理由になっていますが、日本では綺麗で安い野菜が好まれやすい傾向があります。
自然栽培法で高額な値段では一般消費者は食べたくないと思うのが当然なわけです。
また、不健康な食事を安く好む傾向があるので、商売にはなりずらい訳です。
むしろ自然栽培法で商売はやらない方が良いのかなと。
そういう意味でデメリットしかない。
⑦については、最近の食中毒問題やアレルギー問題が自然のものを食べた事によるものが多いからです。
基本、スーパーの野菜は何が添加されているかが記載されており、対策等はしやすいですが、自然のものとなれば、変な事が起こってもどのように対策したらいいか分からないことがあります。
例えば、ジャガイモ。
食中毒が多いのが、家庭菜園等で収穫したジャガイモを食べた事によることが多いみたいです。

「家庭菜園の人気上昇中。でも、気をつけないと「毒ジャガイモ」ができてしまう!?」より
また、ハチミツ。
一見健康そうに見えていいですが、成人ならばほぼ問題は無いのですが、乳幼児に多量に与えてしまうと、「ボツリヌス菌」という自然毒素によって死亡する事故もあるそうです。
このように自然食というものは危険な点も存在します。
薬も毒の一種なんです。
デメリットも多く、商売になりずらいのに何故自然栽培法に挑戦したの?
では何が言いたいかというと、大切なのは肥料や農薬も使いながら自然栽培法も共にやっていけばいいと思うんですよね。
自然栽培法では補えない時短で野菜を栽培する農薬・肥料を使用して野菜も作っておきつつ少しずつ自然栽培法に近づけていけばいいと思います。
要はお互いのデメリットをお互いのメリットで活かしつつ上手くやっていけばいいと思うんですよね。
そのためには、一度はどちらか一方を選んで行わないとバランスはとれない。
だからこそ完全無肥料・無農薬栽培を行ったという訳です。
最後に~この無肥料・無農薬栽培で本当に伝えたかった事~
最後に今回の無肥料・無農薬栽培で私が本当に伝えたかった事を記載して終了します。
①物事のデメリットを理解する。
②デメリットを許可する。
③「正論」という名の暴力を振りかざすのではなく、思いやりを持つ。
この世には成功者が言った事が一般論のように蔓延っており、それが正しい事だと言われ、それを真似た人が逆に傷ついてしまう事が多いように感じます。
本人も自分がやってきたことが正しいと信じて疑わず、そのことが逆に暴力になってしまう事が多いのではないかと思います。
そんな「正しい」と思われている事でも裏を返してみれば必ずデメリットは存在します。
例えば、人生において失敗はとても重要なものですが、失敗でも「やってはいけない失敗」と「やってもいい失敗」は存在します。
それは人の命に関係する失敗は決してやってはいけないという事です。
例えば医療従事者が間違えた薬を患者に飲ませて人を死なせてしまったら、「あ、失敗した。」では済みません。
また、教育においても「答え」は重要ですが、その事を教えてしまうと人のやる気がなくなる恐れもあます。
逆に答えを教えず「やって見たい!」と思える事を育てるのが重要になってきます。
0,1は危険。バランスが大切というけれども、0,1を理解できなければ、「ただの中途半端」になってしまいます。
同じように一般に言われている事には必ずデメリットは存在します。
大切なのはそのデメリットを理解する事かなと思います。
そして、そのことを許可する心も同時に必要なのかなと感じます。
デメリットを理解し、許可し、そのことについて改善策を用意する必要があると思います。
なので、正論や正しさをぶつけるのではなく、思いやりが最も重要になってくると考えます。
そういう意味でバランスをとって取り組んでいく事が重要だと思います。
今回のお話はここまでです。
次のお話は、次の場所で栽培するための予定についての「新しい世界への幕開け~Are You Ready? もう出来てるよ。~私が創る明日」です。

